メールマガジン



【大阪府立中央図書館メールマガジン】第203号

メールマガジン名 発行日
大阪府立中央図書館メールマガジン 2017年2月9日

【大阪府立中央図書館メールマガジン】第203号

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   蔵書数日本一の公立図書館!
   大阪府立中央図書館メールマガジン  第203号 2017年2月9日

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+----■目次■------------------------------------------------------------+

【1】催し物のご案内
<開催予定>
◆文化講演会「上方落語 流行唄の時代」◆
◆第11回若者ダンス・カーニバル◆
◆展示事業「ミニ伝統工芸品展」◆
◆ハッピーフェスタ◆
◆第4回府民講座「『歎異抄』の魅力」◆
◆視覚障がい者向けIT講習会(中級講座)◆
◆「音楽で希望をつなぐ♪福島・熊本震災チャリティコンサート」◆New!
◆らいぶらり寄席◆New!
<開催中>
◆展示事業「ワッハ上方と上方演芸の殿堂入り」◆
◆1階資料展示「手づくりを贈ろう!」◆
<定例イベント>
◆こども資料室「おはなし会」◆
◆こども資料室「楽しい手話」◆
◆地下書庫見学ツアー◆
【2】レファレンス事例紹介【色鉛筆の歴史について】
【3】図書館からのお知らせ
【4】障がい者サービスについて
【5】図書館の便利なリンク集
【6】編集後記


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 【1】催し物のご案内
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<開催予定>
◆文化講演会「上方落語 流行唄の時代」≪2月11日(土曜日)≫◆
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/16rakugo.html

◆第11回若者ダンス・カーニバル≪2月12日(日曜日)≫◆
http://www.lighty-hall.com/event/2016/12/event-906.php

◆展示事業「ミニ伝統工芸品展」≪2月14日(火曜日)から3月5日(日曜日)≫
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/traditionalcrafts2016.html

◆ハッピーフェスタ≪2月19日(日曜日)≫◆
http://www.lighty-hall.com/event/2017/02/event-1034.php

◆第4回府民講座「『歎異抄』の魅力」≪2月25日(土曜日)≫◆
http://www.lighty-hall.com/event/2017/02/event-927.php

◆視覚障がい者向けIT講習会(中級講座)◆
中級講座2)オンラインデータベースコース≪2月25日(土曜日)≫
中級講座3)国会図書館視覚障害者等用データ送信サービスコース
≪3月11日(土曜日)≫
http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/it2016.html

◆【ライティホールお試し利用採用企画】
「音楽で希望をつなぐ♪福島・熊本震災チャリティコンサート」◆
日時:3月11日(土曜日) 14時開演
場所:大阪府立中央図書館内ライティホール
内容:企画・プロデュース=はにうたかこ(ソプラノ)
愛知県立芸術音楽大学音楽学部声楽専攻卒業。
1988年盛田国際教育振興財団の奨学金を得てオーストリア・ウィーンに留学。
ウィーン市立コンセルバトリウムリートオラトリオ科卒業。1995年に帰国。
日本では数少ないウィーン歌曲歌手として活動している。オペラやコンサート
   の演出、コンサートイベントのプロデュースなどにも数多く取り組んでいる。
   神戸の震災時には、計11回、東日本大震災時には5回のチャリティコンサート
をプロデュースした。
   重松 理恵(ソプラノ)、田中 杏菜(ヴァイオリン)、後藤 敏子(チェロ)
   プリマルーチェ(女声アンサンブル)
入場料:前売・当日とも1,500円 全席自由
主催:福島・熊本震災チャリティコンサート実行委員会
共催:大阪府立中央図書館指定管理者 長谷工・大阪共立・TRCグループ
後援:東大阪市 東大阪市教育委員会
お問合せ&チケット販売:福島・熊本震災チャリティコンサート実行委員会
haniu@kleine-schritte,jp 090-1139-0820 はにうたかこ)
http://www.lighty-hall.com/event/2017/03/event-1046.php

◆らいぶらり寄席◆
日時:3月18日(土曜日) 14時から16時
場所:当館 大会議室
内容:ホールの寄席とはまた一味違う演者と観客の距離が近い会議室での寄席
   開催です。噺家さんの息遣い、細やかな所作、表情...落語の醍醐味を
   お楽しみくださいね。
   出演は笑福亭 由瓶(しょうふくてい ゆうへい)・
   桂 春蝶(かつら しゅんちょう)
入場料:一般前売1500円、一般当日1800円 小中学生600円 全席自由
※未就学児の入場はご遠慮ください。
チケット販売場所 大阪府立中央図書館 2階 ホール・会議室受付窓口
【受付時間9時から17時】
詳しくはHPを御覧ください。
http://bit.ly/2jIO6so

<開催中>
◆展示事業「ワッハ上方と上方演芸の殿堂入り」≪2月12日(日曜日)まで≫◆
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/16rakugo.html

◆1階資料展示「手づくりを贈ろう!」≪2月28日(火曜日)まで≫◆
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/WOpacSdiTmeMtaListDispAction.do?ListCod=8000004307

<定例イベント>
◆こども資料室「おはなし会」◆
【こども資料室月間行事表】
http://www.library.pref.osaka.jp/kodomo/story.html

◆こども資料室「楽しい手話」≪2月18日(土曜日)≫◆
http://www.library.pref.osaka.jp/kodomo/syuwa201204.html

◆地下書庫見学ツアー≪2月11日(土曜日) 15時30分から≫◆
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/shoko2016.html


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 【2】レファレンス事例紹介【色鉛筆の歴史について】
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一昨年辺りから、「大人の塗り絵」が流行っていますね。
最近でも書店で、色鉛筆等とともに、コーナーが作られているのを見かけます。

図書館では、「色鉛筆の歴史が知りたい。」という質問を受けました。

現在のような色鉛筆が出来てきた経緯については、次の資料に記載がありました。
『画材の博物誌』(森田恒之/著 中央公論美術出版 1986.6)
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?&tilcod=10000000284824
p.104-106
色鉛筆について、今のような多彩な色は、19世紀中頃以後、
イギリスやドイツで染料科学工業が短期間の大幅に進歩を遂げたことを背景に、
主にレーキ顔料と粘土の配合加工で生まれてきたものだと書かれています。

日本での色鉛筆の生産については、次の資料に記載がありました。
『時代を書きすすむ三菱鉛筆100年』(社史編纂室/編集 三菱鉛筆 1986)
【貸出不可】
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?&tilcod=10000000670303
p.77に、1925年に眞崎鉛筆と合併して後の三菱鉛筆となる大和鉛筆が、
「異色の色鉛筆専門工場」として紹介されています。
色鉛筆のみで墨芯は扱わないという、当時としては異色の存在だった大和鉛筆は、
大正6年、蔵前高等工業学校の応用化学科の研究室で、色芯の色素を研究していた
高崎均が、同科の疋田桂太郎に色鉛筆の企業化を相談し、
鈴木達治科長を紹介されたことがきっかけで設立されたと書かれています。

日本に色鉛筆が入ってきた時期については、次の資料に記載がありました。
『素描の実技』(石井柏亭/著 アトリエ社 1941)
※国立国会図書館デジタル化資料送信サービスにて閲覧可
p.97 「色鉛筆の日本に輸入されたのは(青赤の事務用のものは別として)
明治三十年代であったと記憶する。」とあります。

『鉛筆とともに80年』(社史編纂室/編集 三菱鉛筆 1966.10)【貸出不可】
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?&tilcod=10020701302560
p.8に、赤鉛筆自体は、明治以前に日本に渡来し、
現存するというようなものはないが、赤鉛筆で書いたのではないか、
とされる江戸時代のものと思われる文書がかつて存在した、と書かれています。

この事例は、国立国会図書館レファレンス協同データベースにも掲載されています。
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000127363


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 【3】図書館からのお知らせ
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◆「大阪近辺類縁機関案内」を更新しました!◆
大阪府立中央図書館HPで公開中の「大阪近辺類縁機関案内」を更新しました!
https://www.library.pref.osaka.jp/site/ruien/
「類縁機関」とは、図書や雑誌、ビデオ、CDなど各種資料を所蔵し、
一般に公開している図書館以外の機関です。図書館とはまた違った、
特徴のある資料が置かれています。
現在159機関を収録しており、各機関のページには所蔵資料の特徴や、
閲覧・貸出の可否、住所、利用上の注意などを掲載しています。
何か調べものがある時は、ぜひご利用ください!

◆『本蔵(ぼんくら)―「知る司書ぞ知る」本の紹介コーナー』
≪1月20日(金曜日)更新≫◆
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/bonkura.html

◆調査相談サ−ビス「e−レファレンス」の質問受付範囲の拡大について◆
熊本地震により、現地の図書館にも大きな被害が生じていることから、
熊本県、大分県にお住まいの方からも当分の間、「全分野」のご質問をお受けします。
https://www.library.pref.osaka.jp/site/e-service/portal-help-eref.html

◆大阪府および近隣府県に避難されている被災者の方の利用者登録について◆
http://www.library.pref.osaka.jp/site/info/oshirase-jishin2011-toroku.html
東日本大震災で被災され、大阪府および近隣の府県に避難されている皆様には、
臨時的措置として利用者登録を行っています。
対象となる方、登録手続など、詳しくはHPをご覧ください。
資料の閲覧、複写等のご利用には、利用者登録は必要ありません。
どなたでもご利用いただけます。

◆2月の休館日について◆
2月9日以降の休館日は、毎週月曜日と本日2月9日(木曜日)です。
【開館日カレンダー】
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/date.html


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 【4】障がい者サービスについて
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「障がい者サービスのページ」には、視覚障がい者等が音声読み上げソフトなどを
利用して、簡単な操作で検索可能な「蔵書検索(スクリーン・リーダー、音声
ブラウザ対応)」もあります。郵送貸出の申込も可能です。
詳しくは障がい者支援室にお問い合わせください。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/search/index.html

◆手話通訳など、聴覚障がいや言語障がいがある方へのサービス◆
詳しくはHPをご覧いただくか、障がい者支援室までお問い合わせください。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/taimen_cyok.htm

◆インターネットから郵送貸出の申込ができます◆
来館困難な障がいのある方に対し、インターネット対応蔵書検索システム
(Web-OPAC)を利用して、郵送貸出の申込ができるサービスを行っています。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/yuusou.html


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 【5】図書館の便利なリンク集
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【大阪府立図書館蔵書検索】
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/

【携帯版蔵書検索】
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/MOpacTifSchCmpdDispAction.do

【横断検索】(大阪府内の公共図書館等の所蔵が一度に検索できます)
http://mets2.elib.gprime.jp/copac_pref_osaka/

【大阪府立図書館e−レファレンス】
http://www.library.pref.osaka.jp/site/e-service/portal-help-eref.html

【資料展示一覧】
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/exhibition.html

【新聞書評情報】毎週更新
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/shohyo.html

【新着資料案内】
https://www.library.pref.osaka.jp/licsxp-opac/WOpacMnuTopInitAction.do?WebLinkFlag=1&moveToGamenId=msgnewmenu

【国立国会図書館 図書館向けデジタル化資料送信サービスを利用するには】
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/ndlsoushin.html


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 【6】編集後記
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学校の先生に、卒業時の送り出しの際に「韋編三絶(いへんさんぜつ)」という言葉を
教えていただいたことがあります。これは、中国の思想家である孔子が、『易経』を
何度も読んで綴じ紐が何度も切れてしまったという故事から、「熟読すること」、
「読書に熱心であること」を意味するそうです。
本に囲まれた職場で働くことになるとは当時思いもしませんでしたが、今となっては
図書館職員として大事にしていきたい言葉になりました。
利用者の皆様と当館の資料との出会いを作り出し、韋編三絶といえるほどにその本が
繰り返し読みたくなるものとなってもらえれば、図書館職員として幸いです。(善哉)


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 >> 次回は平成29年2月23日(木曜日)発行予定です。
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http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/mmreg.html

◆大阪府立中央図書館
東大阪市荒本北1丁目2番1号 / TEL 06-6745-0170
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/

◆おおさかふりつちゅうおうとしょかん りようあんない(やさしいにほんご)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/yasashii-nihongo.html

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ここまで本文です。